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木下真理子・・・
書家、書道講師。
雅号は木下秀翠(しゅうすい)。国際女性筆墨展では日本代表として選出された。 タイ王国にてシリントン王女御前揮毫を行った。 宮内庁主催正倉院展では同展初のテーマ題字を手掛けた。

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2014/04/19

天地雷動

            Photo_5

角川書店さんからご依頼を頂きまして、『天地雷動』という

大型歴史小説の題字を手掛けさせて頂きました。

作家は直木賞最有力候補と目されている伊東潤さんです。

 

『天地雷動』は、戦国最強の軍を率いて「甲斐の虎」と恐れ

られた武田信玄の死後、あまりに偉大な父の跡を継ぎ、その

重荷に葛藤する勝頼の心が描かれており、あの長篠の戦い

を舞台にして、天下を狙う信長、秀吉、家康のそれぞれの

野望も交錯する、壮大な戦国絵巻です。

 

伊東潤さんのコメントの一部をここにご紹介します。

「この作品はブラックコーヒーである。甘ったるい恋愛模様も

ないし、勧善懲悪といったお約束の図式もない。ここには敵

に打ち勝とうとする男たちだけがいる」

武田信玄といえば、「風林火山」「影武者」とすぐに思い浮か

ぶくらいのカリスマ性を持った武将ですが、その家督を継ぐと

いうこと、またそれを敵から守り維持していくということの困難

さは、計り知れないものがあると思います。

攻めている時よりも、守り通そうとすることの方が苦しみが

多いということは明らかだからです。

 

「夏草や兵どもが夢の跡」という松尾芭蕉の俳句があります。

今ではその姿形がすっかり風化して無くなっていたとしても、

戦場には、とてつもない無常感と生きることへの渇望とが

融合し膨大なエネルギーとなって、時空に放出していました。

その迫力を、この本で体感してください。

 

『天地雷動』は4月21日発売です。

 

 

 

Photo

Info The Oscars 2014/86th Academy Awards/Short Film

題字を担当した『九十九』(森田修平監督)がアカデミー賞にノミネートされました